Apple Watch Series6使用レビュー。結果Apple Watch SEをおすすめします。
web制作会社でプロデューサーをしています。たぐと申します。
今回は、Apple Watch Series6を購入して感じたことをレビュー形式で紹介します。
これまでは、Apple Watch Series3を3年間使っていました。
今、Apple Watch Series6を2020年10月終わりくらいから使い始めてから約10日間ほど。
Apple Watch Series3と比較してどうか。そういうポイントで説明しようと思います。
今後Apple Watchの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
劇的な変化はない。それは、すでに生活に溶け込んでいるから?
結論から言います。
というのが正直な感想です。
あ、私はApple大好き人間なので、ディスってるわけじゃないです。
それだけ完成度が高く、自分の生活やからだにすでに馴染んでいるものだから、と言えるかもしれないですね。機能性だけではなく、ファッション性もありますから。
Apple Watch Series3との大きな違い
そもそも、何がこれまで使っていたApple Watch Series3と違うのか。
主なものをピックアップしてみます。
- ディスプレイサイズが大きくなり、画面の角がラウンド形状になった
- 厚みが1mmほど薄くなった
- 血中酸素濃度計測ができるようになった
- 選べる文字盤が増えた
- 常時画面表示になった
- 方位計測(コンパス)がついた
- ストレージが8GBから32GBになった
- 操作感がより軽快になった
- 動きが軽快、サクサク感アップ
- Apple Watch Series6ならチタンとステンレスも素材として選べる
こんな感じですかね。
この中でもAppleが特に強くアピールしていたのは「血中酸素濃度計測」の部分だったと思います。
ちなみに、Apple Watch Series6じゃないと使えない標準アプリというものは(血中酸素濃度計測アプリ以外は)ないはずです。
では、具体的なところを見ていこうと思います。
装着感
Apple Watch Series6はApple Watch Series3と比較すると、表面が30%大きく、厚さで1mm薄くなっています。
それが装着感にどう影響するかというと、より肌に馴染む印象がありますね。
Apple Watch Series3は、小さく分厚かったので「なんか手首に乗っかっている」感があったのですが、そのような印象は軽減されました。
血中酸素濃度計測
Apple Watch Series6のウリの機能である血中酸素濃度計測ですが、これ・・・、どうなんでしょう。
わりとどうでもいいかもしれないですね。
購入後、どれどれ、という感じで計測してみました。
それっぽいアニメーションの後にパーセントの数値が出て終わりです。
一応前回の計測値は表示されるものの、それ以上のログ管理機能もありません。いたってシンプル。
健康な人なら「90%〜97%」の間の数値が出る、くらいのもので、言葉を選ばすにいうとゲーム性のようなものもなく、続けて使って変化を見るとかそういう気持ちにはならなかったですね。
出てくる数値の幅は、90%から97%の8段階のいずれか、くらいのものなんです。健康なら。
体重みたいに幅がないので、「健康か」「健康じゃないか」程度の判定データしか表示されません、ってことです。
ちなみに血中酸素濃度ですが「肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が落ちてくると下がる」ものみたいです。
普通に市販の血中酸素濃度を計測する機器を買うと、5,000円から1万円分ほどするようです。
Apple Watchならアプリを開いて「計測」ボタンを押すだけなので、計測機器の一元化、お手軽さという意味でいえば、とても便利なツールだと思います。なので、主に持病があったりする方で、継続的に計測を求められる方にとっては、神ガジェットかもしれませんね。
ただ、特にそういう習慣のない人にとってどうかというと・・・
都度計測するものでもなく、一回測ったら「へー」で終わるだろうな、って思います。
選べる文字盤が増えた
Apple Watch Series6では、選べる文字盤の種類が多くなったことは良いことだと思います。(以前使っていたのが3なのであくまでそれと比較して、です)
Apple Watch Series3だと微妙に気に入ったものがなかったんですよね。
今気に入っているのは、「GMT」「メリディアン」「カリフォルニア」という文字盤。(以下写真で装着しているバンドは「バルティックブルーレザーリンク」)
とはいえ、個人的には、ビジネス向けでカレンダーとリマインダーあたりの情報量が多い文字盤が欲しいところでもある。
画面が常時表示になった
Apple Watch Series6では、常時画面表示になっています。(実際は5からだったかな。)
これはまぁいい感じ。
細かいところだけど、時計をチラ見しているケースは多いなと思った。
ただ、そもそも内臓されたセンサーの感度が良く、Apple Watch Series3でも腕をあげれば画面表示されるので、劇的に何かが変わるかというとそうでもない印象です。
また、常時表示とはいえ、手首をおろすと簡易的な表示になります。
秒針表示など、常に画面の描画を書き換える処理は非表示になったり、明るい色の表示が暗くなります。こういうところでバッテリーの消費を抑えているということですね。
もちろんだからそれが気になるかというと全く気にならないです。
容量が8GBから32GBに
Apple Watch Series6では、容量が32GBになっています。
ちなみに、Series3が8GB、Series4が16GB、Series5から32GBになっているようです。
これは、あまり公式サイトでも大きく扱われておらず仕様の表に記載がある程度です。
ただ、Apple Watch Series3の8GBは結構少なく、アップデートの際に容量が足らない、という警告が出たこともあります。
今のところ、容量を食うアプリというのもなく、そこまで影響はないですが、単純に容量4倍になっているのはありがたいです。
音楽をたくさんいれたりすると、結構容量を使ったりするので、これくらいあると安心感はありますね。
方位計測(コンパス)がついた
これは・・・あんまり使わないかな。
iPhoneの地図を見るので。
Apple Watch SEとApple Watch Series6を比較するとどうか?
以上がざっとApple Watch Series3との違いを踏まえた感想だったのですがいかがだったでしょうか。
ちなみに、今Apple Watchの購入を迷われている方は、Apple Watch SEと比較されているのではないでしょうか。
その場合・・・価格はApple WatchSeries 6が42,800円(税別)から、Apple Watch SEが29,800円(税別)から(アップルストア価格)。 2モデルの価格差は13,000円です。
Apple Watch SEとApple Watch Series6の違いは
- 血中酸素濃度計測
- 素材を選べるかどうか
- ディスプレイ常時表示の有無
この3つです。
血中酸素濃度計測は先にお伝えした通り、健康なほとんどの人は不要です。
もう言い切ってしまいます。
素材についてはApple Watch Series6の場合、チタン、ステンレス、アルミニウムから選択可能です。しかし、ほとんどの人は廉価なアルミニウムケースを選ぶのでは無いでしょうか。
・・・となると、差になるのは、ディスプレイ常時表示のみ。
個人的には、Apple Watchの動きの検出は優秀で、手首を上げて自分の顔にディスプレイを向ければ画面ONしてくれるので、特に不自由を感じることはありません。
特にはじめてApple Watchを買う人にとっては、SEは最適なバランスのとれた端末だと思いました。
そもそもApple Watchは一生使い続けるものでもありません。
特に最初の導入として考えるのならさら、Apple Watch SEでも十分ではないでしょうか。
とはいえ、素材をアルミニウム以外で考えている方は、自動的にApple Watch Series6になりますね。(SEには無いので)
まぁ、何年くらい使い続けるか、どのくらいの予算で考えるか、というところで判断いただければと思います。