コピーライティング7ステップ。企業視点からユーザー視点へ。【webサイト設計にも】
たぐ(https://twitter.com/tagtaz74)と申します。 東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。
今回は、webサイト設計者やコピーライターの方へ、こういうステップを取ると、ユーザーに響くコピーライティングが出来ますよ、という内容をご紹介します。
webサイトの設計者は有能なコピーライターであるべき。
webサイトの設計者は有能なコピーライターであるべきです。
なぜならwebサイト設計時、企業視点からユーザー視点への変換が求められるからです。
その場合、それを伝える言葉が必要になります。 その言葉を考え、最適なメッセージとして伝える能力はコピーライターに求められるもの以外のなにものでもありません。
企業視点からユーザー視点に変換するコピーライティングの7ステップ。
ちなみに今回の内容は、以下のYoutubeの動画を参照させていただいています。 内容としてはほぼそのまま引用ではありますが、英語を日本語変換して私なりの解釈を加えているので、日本の皆さんにとっての付加価値は提供出来ているのではと思っています。
ある商品・サービスを紹介する場合を考えます。 この動画では、バッテリー内蔵、1TBのハードディスクという特徴を持つ商品を例にしています。
1. 特徴は?
Feature
まずは、その特長を洗い出します。
- 1TBのハードディスク
- バッテリー内蔵
2. その特徴の特筆点は?
Why is this feature notable?
次に、その特長の特筆点を洗い出します。あくまで一般的にどうか、という視点での特筆点です。
- 大容量・バックアップ
- いつでも使える
3. その特徴はどんな問題を解決できる?
What problem does this feature solve?
次にそのメリットでどんな問題を解決できるのか具体例を考えます。
- ファイルの喪失
- 余計な出費・余計な移動
4. その問題はどういう望まない状況を引き起こす?
What is the core pain point this problem creates?
逆に、それがないことで、どういう望まない状況が起こりうるのかを考えます。
- 思い出の記録の喪失
- 失望・怒り・不満
5. その問題はどんな時に起こる?
When does this matter most?
その望まない状況の具体的なシチュエーションをイメージします。
- 旅行・赤ちゃんの成長記録
- クリスマスの朝
6. なぜ顧客はそのソリューションを求める?
Why does your customer need this?
その状況において、そのサービスや商品があることでどのようなメリットを享受できるのかを考えます。
- 心の平穏・安心
- もしものときの助け・ストレスからの解放
7. 顧客にとっての利益は何?
最後に、そのユーザーメリットを活かす形で、最終的なコピーを考えます。
Benefit
- 子供が最初の一歩を踏み出した日を決して忘れない。
「Nerver forget the day your child took first step.」 - クリスマスの朝に子供をがっかりさせない。
「No disappointed child on christmas morning.」
ユーザーが享受できる具体的なメリットをイメージ出来る事が重要。
いかがでしょうか。
いきなり「響くコピーを」と意気込んで考え始めるより、よっぽど論理的か進め方だと思いませんか?
今回この動画を見て、より良いコピーが書けるような気がしています。
これまでもうっすらイメージはしていたことですが、具体的な手順として取り入れることで、ゴールまでのスピードは確実に上がるでしょうし。
私もまだ取り入れている最中ではありますが、コピーライティングをされる方、webサイト設計をされる方などの参考になれば幸いです