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ユニバーサルアナリティクスからGoogle アナリティクス4(GA4)への移行手順・移行方法。

2022年03月19日 2022年04月22日

たぐ(https://twitter.com/tagtaz74)と申します。東京のWeb制作会社でプロデューサーをしています。

ユニバーサルアナリティクスでのログ取得は2023年6月末まで。

ついにGoogleアナリティクスのバージョン「ユニバーサルアナリティクス」でのログデータ取得が2023年6月末までということがGoogleからアナウンスされ、2023年7月からは新バージョンのGoogleアナリティクス4でしかデータ取得ができません、ということが発表されました。

person holding pencil near laptop computer

GoogleアナリティクスといえばGoogleが無償提供しているサービスなので、突然こういうことが起こりえますね。

それにより、対応を求められているマーケティング担当会社やwebサイト制作会社、企業内のマーケティング担当も多いと思います。

今回は、ざくっと、ユニバーサルアナリティクスからGoogleアナリティクス4(以下GA4)に切り替える際の設定についてポイントをまとめておこうと思います。

それでは行きましょう。

GA4に移行するにあたり、押さえておくべきポイント3つ。

1. タイムリミットは2023年6月末。

繰り返しになりますが、現行のユニバーサルアナリティクスでログデータ取得ができるのは2023年の6月末までです。それ以降6ヶ月間、、つまり2023年末までデータの閲覧はできるようですが、2024年にユニバーサルアナリティクスのデータすら見れなくなるようです。

2. ユニバーサルアナリティクスのアクセスログデータをGA4に引き継ぐことはできない。

これはサービスとしてこれでいいの?と思う大きなポイントです。 GA4への移行、GA4への引き継ぎ、といったアナウンスがされることが多いですが、GA4のログ取得方法はユニバーサルアナリティクスとは別モノです。なのでGA4のログ閲覧画面で、ユニバーサルアナリティクスで取得していたログデータを見ることはできません。

なので、2023年7月以降、GA4で前後比較的なことをするなら、なるべく早めにGA4でのログ取得を開始しておく必要があります。

3. GA4はユニバーサルアナリティクスとデータ取得方法が異なる。

ユニバーサルアナリティクスのログ閲覧画面とGA4のログ閲覧画面では仕様が全くことなります。 これまで取得出来ていたデータが取得出来ていない、ということもありそうです。 例えば、ディレクトリ単位のアクセス数や、ランディングページのアクセス数など、頻繁に閲覧していた項目が無くなっています。設定を追加すれば見れるものかもしれませんが、GA4のログデータ閲覧に早めに慣れておく必要がありそうです。

ユニバーサルアナリティクスからGA4への移行方法。

先ほど記載の通り、GA4はユニバーサルアナリティクスとデータ取得方法が異なるので、移行するというより、Googleアナリティクス管理画面でGA4の設定を「追加する」イメージです。

やり方はGoogleタグマネージャーを使うか否かで大きく2つある。

やり方は大きく2つ。 Googleタグマネージャーを使うか否かで分かれるかと思います。 それぞれについて見ていきます。

1. Googleタグマネージャーを使わない方法

1. GoogleアナリティクスのGAプロパティを開く

2. GA4のプロパティから「データストリーム」を選択

GA4のプロパティそのものはデフォルトで生成されています。

3. 対象のデータストリーム(webサイトを選択)を選択

4. GA4用の埋め込みタグを取得

「新しいページ上のタグを追加する」のタブから「グローバル サイトタグ(gtag.js) ウェブサイト作成ツールや、CMS でホストされるサイトをご使用の場合、このタグを設定」を選択。

Googleタグマネージャーの埋め込みコードを対象webサイト全ページに埋め込みます。以上です。

2. Googleタグマネージャーを使う方法

Googleアナリティクス側

1. GoogleアナリティクスのGAプロパティを開く

2. GA4のプロパティから「データストリーム」を選択

3. 画面上部に表示された測定IDをコピーしておきます。

Googleタグマネージャー側

1. Googleタグマネージャーをインストール

Googleタグマネージャーのコンテナの設定画面から「Googleタグマネージャーをインストール」を選択します。(Googleタグマネージャーの設定がない場合)

2. Googleタグマネージャーの埋め込みコードをコピー

コピーしたコードを対象webサイト全ページに埋め込む。(Googleタグマネージャーの設定がない場合)

3. 「タグ」管理で「Google アナリティクス GA4 設定」を追加

4.タグにGoogleアナリティクスで取得した「測定ID」を追加

「Google アナリティクス GA4 設定」でGoogleアナリティクスで確認した「測定ID」を追加します。
Googleタグマネージャー上の「トリガー」や「変数」を変更する必要はありません。

よくありそうな設定のバリエーションを2つ紹介しました。

ユニバーサルアナリティクスの終了が2023年6月なので、まだ時間はありますが、直前でバタバタしないように準備を進めておくことをお勧めします。早ければ早いほどデータの欠損を無くせます。