お名前.comでDNS設定。ドメイン名とIPアドレスを紐づける手順。
たぐと申します。
東京のweb制作会社でプロデューサーをしています。
今回は、お名前.comで「webサーバのIP」を「DNSのゾーン情報のAレコード」に設定する手順について説明します。
webサイトの運営者であれば、webサーバのIPアドレスを紐づけるという作業行う場合があります。
それを、お名前.comというドメイン名を登録・管理している会社のwebサイトでやる際、
このお名前.comのwebサイトの導線が本当にわかりにくくてイライラします。。。
自分もよく「あれ?」ってなることがあるので備忘としてまとめておきます。
内容はいたってシンプルなのですが、間違うと危険なので慎重にやりましょう。
ドメイン名とIPアドレスを紐づける必要性。
どのようなケースにこの設定作業をするかです。
- ドメインの取得はお名前.comでやっている。
- 新しいwebサーバを契約した。
- webサーバへのアクセスを旧サーバから新サーバに切り替えたい。
こういうときですね。
例えば、
www.sample.com
こんなドメイン名でアクセスするwebサーバのIPアドレスが
111.222.33.44
だとして、それを
555.666.77.88
こういう新しいwebサーバのIPアドレスに変更しないといけない、そういう場合に
「DNSのゾーン情報のAレコード」と
「新しいwebサーバが持つIPアドレスを関連づける」
という作業が発生します。
この設定作業は、お名前.comの「ドメインNavi」
という管理画面から行うのですが、その導線が非常にわかりにくいのです。
なので、お名前.comのログイン画面後の辿り方について、紹介します。
DNS設定手順
色々触ってたら設定画面にたどり着けるとは思うのですが、ここでは、
お名前.comの「ドメインNavi」という設定ページで、ホスト名にwebサーバのIPアドレスを紐づける場合の画面遷移を紹介します。
お名前.com Naviログイン|ドメイン取るならお名前.com
1. まずはログイン
契約時に渡された会員IDとパスワードでログインします。
2. ナビゲーションから「DNS」を選択
上のナビゲーションから「DNS」を選択。
ここがもうわかりにくい。
お名前.comの第一優先は契約を更新させること、それだけなんですよね。
他の目的を持って訪問したユーザーにどういうメニューを提示すべきか、みたいなことを考えてないと思います。
3. 「ドメインのDNS設定」を選択
選択項目が出るので、そこから「ドメインのDNS設定」を選択
4. ドメイン一覧から該当のドメイン名を選択
5. 「DNSレコード設定を利用する」から「設定する」を選択
「DNSレコード設定を利用する」から「設定する」を選択します。
ここもわかりにくい。何ができるページなのか。誰向けに提供している機能なのか直感的な把握が難しいです。
6. DNSレコード設定画面が開く
こちらが設定画面です。
7. Aレコード情報を入力
上記の場所で、契約しているドメインのホスト名部分を入力します。
www.sample.co.jp
というドメイン名なら「www」の部分ですね。
そしてそれに紐付けたいwebサーバのIPアドレスをVALUEの欄に入力します。
ちなみに「ドメイン設定」画面までいった後に、上の「ドメイン設定」ナビを押すと、機能一覧画面が表示されます。
おまけ。お名前.comでやっちまった話と恨み節を少し。
もう10年くらい昔になりますが、一度「これかな?」と思ってやってしまったことが、全く検討外れの設定になっており、半日くらい該当のwebサイトが閲覧できない状況が発生したことがあります。これはもちろん、私の責任なんですが、このときも「あら?あれ?」とか言いながらやってました。(そして現在2020年でもお名前.comの設定ページのUIはその時から変更ないです。
あと、お名前.comでドメインを取得し、その更新期限が迫ってくると、「アホか」というほどリマインドメールが飛んできます。
「大丈夫ですか?」
「あと一ヶ月ですよ?」
「失効したら取り直すの大変ですよ?」
こういうメールがひっきりなしに飛んできます。そしてこれ、メール配信設定で止めることが出来ません。
ドメインの取得代行をすることもあるweb制作会社にとってはうざいことこの上無いです。
「メールのフィルターを掛けとけば良い」という話もあると思いますが、代行担当するクライアントも1つではないので、それもしにくいのですよね。(設定次第なのかな、、、)
ほんとスパムメールレベル。
そもそも「解約設定」が何故無いのかと、、、。お名前.comによると、契約期間終了までに、更新手続きが無ければ自動解約になる、ということなんだけど、だったらリマインドメール送らないという設定は持っとけよ、と。
本当に殿様商売というか、ユーザー目線じゃ無いというか。
今日本には、レジストラと言われるドメインの登録が可能な企業が数社あります。
- BRドメイン株式会社
- GMOブライツコンサルティング株式会社
- ファーストサーバ株式会社
- GMOインターネット株式会社
- 株式会社ヒューメイア
- 株式会社インターリンク
- 株式会社日本レジストリサービス
- 株式会社JPRSレジストラ
- カゴヤ・ジャパン株式会社
- ネットオウル株式会社
- 株式会社国際調達情報
- 株式会社PURENIC JAPAN
- 有限会社Takaエンタプライズ
- NHNテコラス株式会社
- ウィクシー株式会社
これら。
なんだかんだ「お名前.com」は大手なので、そこを使っている会社はそれなりに多い。
ただ、今後自分で使う場合は、もっとシンプルで設定が自由なサービスに切り替えも検討したいです。
少しと言いつつ恨み節が長くなってしまった。すみません。