【レビュー】Anker Soundcore P40iはAirPods proを代替出来るか?【コスパ最強】【無線・ワイヤレスイヤホン】

Anker Soundcore P40iをAirpods proの代わりにすべく買ってみた。
これまでイヤホンというと、Appleの製品をずっと使っていました。これまでに使っていたもので言うと、Earpods(有線)、AirPods、AirPods Pro、このあたり。
最近までAirPods proを使っていたが、バッテリーの持ちが悪くなってきたのと、故障なのか片耳からパチパチというノイズが聞こえるようになり、さすがにこれはしんどいということで新たなイヤホンを模索していた。(ちなみにこのAirPods Proのパチパチノイズは、初期のAirPods Proの不具合らしく、修理は無理で、買い替えしか方法はないそうです。※Apple公式ストアで確認済み)
当初は、Apple製品の信頼感からAirPods Proの購入を検討していたが、なんとお値段39,980円。
確かにAirPods Proの音質は最高に良かったし、売りのノイズキャンセリングも感動レベルで効いてくれるし、外音取り込みも無茶自然だったので素晴らしい製品だとは思うのだけど、値段を見て流石に躊躇。
「じゃあどうする?」ということで候補に挙がったのが、このAnker Soundcore P40iというわけ。
結論としては、Anker Soundcore P40iで十分満足。つまり代替可能。
結論としては、AirPods proからAnker Soundcore P40iに乗り換えて、十分満足。
今は、ずっとAnker Soundcore P40iを使い続けている。
普段使いでは全く問題なかった。特に音質については、驚きのレベル。
以下では、その満足した理由について解説していく。
Soundcore P40iの音質はAirpods Proに負けていない。

まず音質について。
これは、多分感覚的なものが含まれるが自分の感覚としては、十分迫力のある解像度の高い音に聞こえる。低音も響くし、高音も割れることなく綺麗に繊細に聞こえる。
気持ちAirpods Proの方がしなやかな印象はあるが、少なくとも安っぽいカシャカシャした感じの音ではない。多分相当音楽を聞き込むような人じゃないと、大きな差は感じないと思う。
Soundcore P40iの価格は7,990円。安い。コスパ最強。Airpods proのほぼ1/5。
次に価格。7,990円ということで39,980円のAirpods Pro2と比較すると、ほぼ1/5!
この差はでかいよ。5倍もの差があるということですから。
確かに製品としての完成度はAirpods Proの方が高いとは思うが、そこに5倍差があるかというとそうは思わない。以下に記載する機能なども踏まえると、7,990円という価格でこれだけのものをパッケージングしたAnkerさんに感謝したい気持ち。
購入したSoundcore P40iはオフホワイト。マットな質感で特別感・高級感がある。

自分は、オフホワイトのSoundcore P40iを購入。
オフホワイトの他にもブラック、ネイビー、パープルがある。
オフホワイトは柔らかな印象で、高級感もあり気に入っている。
男性はブラックを好みそうだが、女性はこのオフホワイト好きだと思う。
化粧品のパッケージ、小瓶に使われてそうなカラーリングと質感を感じますね。

Soundcore P40iは片耳再生が可能。
まず、Airpods Proだが、自動耳検出機能があり、片耳での装着だと音の再生が停止される。(設定でオフにできるが)これは、一見ありがたい機能のように見えるが、逆にいうと、片耳再生ができないということ。
一方、Soundcore P40iがどうかというと、自動耳検出はあるが、片耳だけに装着した状態でも問題なく再生できる。
片耳はオープンにして、もう片方で音楽や音声メディアを聴き続ける、といった使い方が可能。
ながら聞きが多い昨今のライフスタイルにおいて、片耳再生がデフォルトというのは、良いのではないか?
Soundcore P40iのノイズキャンセリングと外音取り込みは効きはする。ただAirpods Proには負ける。
Soundcore P40iは、7,990円と安価でありながらノイズキャンセリングと外音取り込み機能が搭載されている。ただ、これは正直微妙。ノイズキャンセリングも外音取り込みもAirpods Proの効き具合を100%とすると、Soundcore P40iは30%くらいの効き具合という印象。感覚的には。
なのでノイズキャンセリングと外音取り込み機能にはあまり期待しない方良さげ。
ここは実際にこの機能必要性から考えていただくのが良いと思う。
自分の場合は、通勤時に電車で使うケースが最も多い。
駅のアナウンスは微かに聞こえた方が良いし、Airpods Proのようなノイズキャンセリング効きすぎ状態だと無音すぎて色々不安にもなってしまう。
電車から降りたらホーム上で周りの音が聞こえないと危険なので、Soundcore P40iの外音取り込み機能を常時オンにしておくくらいがちょうど良い。
つまり結論としては、Soundcore P40iのノイズキャンセリングと外音取り込み機能は弱くはあるが自分にとっては必要十分ということ。
Soundcore P40iのケースの使い勝手は悪くない。取り出しやすく、入れやすい。
Soundcore P40iのケースはマットな質感でさらっとしている。

片手で開けるのは難しく、両手を使うのをお勧め。
イヤホンをケースから取り出す際は、イヤホンのステム部分がつまみやすい位置にあるので、取り出しやすい。

3ヶ月くらい使っているが、これまで取り出す際に、ぽろっと落ちてしまったということは一度もない。
あとケースはバッテリーも兼ねており、イヤホンの充電が切れてもケースに入れておけば充電される。
公式の情報だと、
Anker Soundcore P40i の場合
- イヤホン本体のみの再生時間は12時間。
- イヤホン本体+充電ケースの再生時間はなんと60時間。
- 10分の充電で約5時間分の音楽再生が可能。
Airpods Pro2の場合
- イヤホン本体のみの再生時間は6時間。
- イヤホン本体+充電ケースの再生時間は30時間。
- 5分間の充電で約1時間の音楽再生が可能。
ということなので、公式の時間で言えばであるが、Soundcore P40iのバッテリーはAirpods Pro2と比較するとほぼ倍ということ。
あと、ケースに一工夫あり、スマホのスタンドとしても利用できる機能がついている。




自分はスマホのケースそのものにスタンド機能が付いているものを使っているので特に使ってもいないし必要性も感じていない。
ただ、今自分が使っているケースはそれによりちょっと重いし、Soundcore P40iは外出時に常に持ち歩いているということを考えると、より軽量なケースに変えて、スマホスタンドが必要な場合にSoundcore P40iのケースを使うというのは十分ありかもしれない。
スタンドにおいてみたところ十分安定感もあるしね。
Soundcore P40iとのペアリングは一瞬。音源の自動切り替えも優秀。
ペアリングは設定を一度してしまえば、Soundcore P40iを耳に装着したら自動でそして一瞬でペアリングしてくれる。
そして、音を再生しているデバイスに自動で切り替えもしてくれる。
これは本当に優秀で余計な切り替えの手間がないので助かる。
どういうことかというと、Soundcore P40iでiPhoneの音楽を聴いていたとして、Soundcore P40iを装着した状態でMacで別の音楽を流したら、自動的にSoundcore P40iは再生対象をMacに切り替えてくれること。この切り替えが本当に一瞬ですぐ切り替えてくれるので感動する。
AirPods Proでも同様の機能はあったが、Soundcore P40iの方がこの切り替え機能は優秀。
Soundcore P40iのマイク性能は、問題なく使えるレベル。
Soundcore P40iにはもちろんマイク機能がついており、電話やweb会議も問題なくできる。
ただ、このマイク機能はAirpods Proには及ばない。周りの環境にもよるが、Airpods Proと比較すると若干ノイジーかもしれない。
Soundcore P40iの各種設定は、soundcoreアプリを利用。
Apple製品にOSレベルで組み込まれていたペアリングやバッテリー閲覧のためのUIが使えない。これは当たり前と言えば当たり前。

しかし、soundcoreという名称のiPhone用アプリがあり、これを使うことで以下のようなことが実現可能。
- サウンドエフェクトの設定
- バッテリー状態の確認
- ノイズキャンセリングや外音取り込みモードの切り替え
- Ankerのその他のSoundcoreデバイスの接続切り替え
なので特に困ることはない。






ワイヤレスイヤホンは所詮消耗品。重視するポイントと現実的な価格帯で考えるべき。
高級イヤホンも結局バッテリーは劣化していく。さらにAirPods Proは故障したら買い替えで修理はできないとAppleのオフィシャルストア(表参道)でも言われた。もちろん初期不良であれば、交換をしてくれると思うけど、長期利用でおかしくなってしまった場合にはまたそれ相応のコストがかかってしまう。
そういう観点でもSoundcore P40iは、ちょうど良い選択肢になってくると思う。