iPadのビジネス活用。iPadならではのメリット紹介。
今日はwebディレクターがiPadを使うとこんないいことがあるよ。という話をします。
結論からお話すると、主に以下の5つの点において、メリットがあります。
- 無くさない。
- 手書き出来る。
- 大量の紙を持ち歩かなくて済む。
- 時短になる。
- Macの画面共有ができる。
それぞれについて説明します。
※ちなみに、おすすめしているiPadは、ApplePencil対応のiPadである前提です。
1. 無くさない。
紙のノートは「無くす」「忘れる」「編集できない」
ノートはみなさん何を使っていますか?
大学ノート、100均で買ったノート。様々だと思いますが、紙のノートだと、
- 無くしてしまう。
- 一元管理できない。
- ごちゃごちゃで後から読み取れない。
- どのノートのどこに書いたか分からなくなる。
という「書いたはいいがその場限りのものになってしまっている」ことが多くないですかね?
そんな方には、iPadのノートアプリを是非お勧めしたい。
そのアプリを使うことで、データを一元管理でき、後から検索でき、書いたことを探す手間もなくなります。
iPadで書いたノートは、もちろんMac、iPhone、iPad間でデータ共有できます。
つまり、iPadで書いたものを、電車内でiPhoneで確認したりMacでブラッシュアップしたり出来るわけです。
紙で書いていたブレストのメモが見当たらず、アタフタすることもなくなります。
手書きノートにテキストノート。自分にあったものを。
ノートアプリというと大きく2種類。
Evernoteなどに代表される「テキストノートアプリ」とGoodnotes5などに代表される「手書きノートアプリ」です。
テキストノートアプリだと、
- Bear
- Evernote
- Notion
- Ulysses
手書きノートアプリだと、
- Goognotes 5
- NoteShelf
- Notability
あたりが候補として考えられます。
自分がメインで使っているのは、テキストノートはNotion。
前はBearを使っていたが、最近Notionに切り替えました。
情報の整理がしやすく、デザインも秀逸。データベース機能が何よりも強力で、ツリー構造で情報を整理していけるのが素晴らしい。
手書きノートはGoodnotes 5。書き味がなめらかで、データ管理もしやすい。
2. 手書き出来る。
考えをまとめるときに。
webディレクターという職種は
- 提案書
- 直近のスケジュール
- プロジェクトメンバーの役割分担
- ページのワイヤーフレーム
など、最終的な形にする前に「まず考える」ことが多い。
分析する、整理する、優先度をつける、ポイントを明確にする、そういう時に手書きでパッと書き込めるツールがあるのは心強い。
白紙の状態からスタートすることもあれば、資料をPDFで読み込み、それに書き込んでいくこともある。
デザインのフィードバックをするときに。
webディレクターは、チェック、修正依頼を行う機会が多い。
webページのデザインレビューを行い、
「誤りがないか」
「こういう風にした方がもっと魅力的に見せられるのではないか」
そういう指示や意見をデザインに書き込むのですが、これを紙でやるのはとても非効率です。
まず最近はスマホ対応などもあり、デザインが長尺であることが多く、ページデザインを紙に印刷したら、表示がすごく縦長で小さくなってしまい、フィードバックを書き込んでも、どこに対するチェックか識別できない、というようなことが起こります。
こういう時は、デザインの画像をPDFに保存し直し、Goodnotes 5で読み込み、その上にフィードバックを手書きで書き込むのをおすすめします。
書き込んだらそれをPDFエクスポートし、デザイナーにファイルを渡すのです。
データを渡すだけでは伝わらないかもしれないので、実際Goodnote5に書き込んだiPadのデータをデザイナーに見せながら、内容を伝えます。
※メモ用に、フィードバックを書き込んだデザインを印刷して渡すことはありますが、等倍で見える元データはあるので、後でデザイナーも「どこのことだっけ?」となることはありません。
3. 大量の紙を持ち歩かなくて済む。
議事録や前回の打ち合わせの資料はデータ化して、iPadから参照できる場所に置いておきましょう。
そうすることで、資料を持ち歩く機会は大幅に減ります。
環境にもやさしいし、カバンを開けてバサバサ紙を取り出すという非スマートなことをしなくてもいい。
打ち合わせの場では、皆が同じものを見ている状態を作るために、必要人数分資料を印刷して持参することはあります。
ただ、打ち合わせが終わったら、必要な資料は、スキャンしてPDF化し、クラウド上に保存しておけば必要な時に取り出せます。
4. 時短になる。
パソコンの取り外しが少なくなる。
これまで紙が不要になる、というような話を中心にしましたが、「パソコンあるしiPadは不要」という声もあります。ただ、webディレクターという職種は、「デザイナーとのデザインすりあわせ」「表示不具合の対応検討」など「ちょっと集まりましょう」ということが頻繁に起こります。
その時に、いちいちパソコンを取り外すために、ケーブルはずして、みたいなことはやってられません。
手元にiPadを持っておき、社内の打ち合わせはそれで完結させた方が、対応としてスピーディです。
ものを探す時間が減る。
ノートの一元管理により、「資料を探す」時間が圧倒的に減ります。
探しているものはiPadの中もしくは、iPadから繋がっているところに全部ある。 これは本当に大きい。
年間150時間時間も生産性ゼロの探す、という時間に人は費やしてしまっているというレポートもあります。この「探す」という時間は本当に無駄です。
5. Macの画面共有ができる。
画面を見ながら会議をしたいのだが、プロジェクターやテレビがある会議室が使えない。そういうことってあると思います。
大人数の会議だと難しいですが、3人程度のすり合わせミーティングであれば、iPadを外部モニタ化して自分のPCに表示されているものを共有することができます。
自分はMacを見ながら、相手は自分がMacで見ている画面をそのままiPadミラーリングできる。複数人で同じ画面を見ながら話を進められます。
持ち運びやすいベストサイズ。iPad pro 11インチがおすすめ。
iPad Proと第2世代Apple Pencilの相性は最強。
無印iPadであれば、3.5万円程度で買えます。
安くなったなぁ。ただ、それなりに高額な買い物。
iPadといえば、無印iPad、iPad Air、iPad pro、iPad miniの4種類があるわけだが、最新モデルであれば、どれもApple Pencilに対応している。
さて、どれがベストか、となるわけだが、ApplePencilの取り回しを考えると、できればiPad Proの選択をお勧めしたい。
その一番の理由はApple Pencilの携帯性。
自分も会社で、無印iPadと第1世代のApple Pencilをセットで持ち歩くということをしていたが、ちょくちょく、Apple Pencilの充電が切れていたとか、Apple Pencilを別のケースから取り出すのが正直手間だった。
iPad Proと第2世代のApple Pencilであれば、強力なマグネットでiPadとApple Pencilがくっつき、その状態で充電もされるので、常に、充電100%という安心感がある。
カバンの中に入れる場合でも、Apple Pencilも含めて包むようにガードするケースがあるので、別々に持ち歩くことがなくなったのは本当に便利になった点。
サイズは取り回しがしやすい11インチがおすすめ。
サイズについては、iPadを常に持ち歩くかどうか、という点が大きい。
webディレクターであれば、もちろん仕事はPCで行っているので、クライアントとの打ち合わせであればPCを持参する。その時、iPadも同時に持っていくのであれば、iPad12.9インチは大きすぎるし重すぎる。
iPadの12.9インチはケースもつけると(ケースの種類にもよるが)1kgを超えます。
毎日持ち歩くとすると結構しんどい。
それをを考えると、断然11インチをお勧めしたい。
自宅メイン、たまに持ち出す程度、ということなら12.9インチの大画面は魅力的だけど。
まとめ
今回、webディレクターが業務でiPadを使うことを想定したメリットを書きました。
iPadは仕事で十分使える上に、Kindleアプリでの読書や、ニュースアプリでの情報インプット、Youtube動画の再生、など、プライベートでも活用の幅は多岐に渡ります。
個人利用のiPadの活用メリットまでは書かなかったが、アプリの数は無数にあるわけで、個人の趣味や趣向にあわせた活用法があるのもiPadの良いところ。
ツールに使われるのではなく、うまく活用し、生産性を高めていきたいですね。