Webサイト公開計画。事故を起こさないためのチェックリスト。
東京のWeb制作会社でプロデューサーをしています。
特に、Webディレクターの方、制作担当したWebサイトが公開されるタイミングって嬉しさもあるけど、どちらかというと問題なく公開できるかどうかという不安の方が大きいのではないでしょうか。(事実私もWebディレクター時代そうでした。)
そして実際、Webサイトの事故、トラブルが最も起きやすいのは、「公開時」だと思います。そんなWebサイト公開で事故を起こさないために、公開計画を立てるのですが、そのチェックポイントを紹介します。
以前、下記
という記事で特に注意すべきポイントを挙げましたが、そちら含め気をつけておいた方がよさそうなポイントをリストにした感じです。
もちろん、Webサイトの規模や内容によってチェック項目は変わりますが、お問い合わせフォーム開発や、CMSを含むコーポレートサイトの公開をイメージしました。
この記事を読むメリット。
予めこのようなものを準備しておくことで、公開直前になって
「やばい、、あれやってなかった!」
「ここがちゃんと表示されてない!」
といったことを未然に防げます。そして担当ディレクターの心の平穏につながるでしょう。
ではいきましょう。
チェック項目は、公開前、公開時、公開後の3つのタイミングに分けてチェック項目を整理してみました。
Webサイト「公開前」のチェックポイント。
- 公開計画すり合わせ
- 緊急時連絡先提供
- http→httpsへのリダイレクト
- SSLサーバ証明書反映確認(hostsファイル設定で事前確認)
- CMS更新手順レクチャー
- CMSの配信先を本番環境に切り替え
- お知らせの追加反映(あれば)
- 差分反映(あれば)
- 301リダイレクト設定リスト作成
- 301リダイレクト設定反映
- 404エラーページ設定反映
- サイト内検索非表示
- TTL短縮設定
Webサイト「公開時」のチェックポイント。
- 切り替え開始連絡
- 認証解除(ベーシック認証、アクセス許可IP制限)
- DNS切り替え(公開)
- 公開後表示確認、動作確認
- Google Analyticsデータ取得確認
- 外部アプリケーション疎通確認
- 開発環境、テスト環境を参照しているものがないかの確認
- リニューアル完了連絡
- 体制解除連絡
Webサイト「公開後」のチェックポイント。
- サーチコンソールでのSitemap.xml送信
- TTL復帰設定
- サイト内検索クロール完了後、サイト内検索表示
- サイト内検索結果ページ動作確認
- CMSで本番サイトを検証サイトにコピー、検証サイト用書き出し設定
- Googleへのインデックス登録確認
まとめ
いかがでしょうか。
「わかっとるわ」というレベルのものもあれば、「これ事前チェック項目に含めておいた方が良さそう」ということもあったのではないでしょうか。
本当にWebサイトの公開時には、危険が色々潜んでいます。
場合によってはクライアントに大きな損害を与えかねません。
本来はWebサイトが無事問題なく公開され、クライアントに感謝されるはずだったのに、ちょっとしたケアレスミスで台無しになりかねません。
慎重に、そして確実に。
お互い気をつけていきましょう。