コーポレートサイトの画面設計チェックリスト【特長ページ】【守るべきこと】
これまで、webディレクター、プロデューサーとしてそれなりに多くのwebサイト制作に関わってきました。webサイト制作は複数の工程に別れますが、自分は特に設計部分に携わる事が多いです。
そのwebサイトの設計をするなかで自分が意識していることをリストアップしておきます。
今回はwebサイトの特長ページについてです。
特長ページは、その会社がどんな会社で何を得意にしていて、どういう価値提供をしているのかを端的に表すページとして制作をすることが多いページです。
今後、他のページ種別についてもまとめていこうかなって思っています。
多分網羅性があるわけでもないので、随時この記事もアップデートしていければと思っています。
※結構自分用の備忘チェックリストにも近いですかね。
特長ページの画面設計で意識・注意すること。
企業を直感的に理解できるキーワードを提示する。
特長ページを見るユーザーは、「この会社ってどんな会社?」というモチベーションで訪問していることがほとんどです。そういったユーザーは他社との比較段階において情報を端的に理解したいと願っているものです。
長々とした文章を読み込んでくれると思わない方がよいです。
そうなると、見出しや掲出する情報は直感的に理解できるものとして、キーワードが目立つ形にすべきと思います。
すべてのターゲットユーザーメリットとして伝わる要素を選別する。
企業のコーポレートサイトに訪問するのは、見込み客だけではなく、既存顧客、リクルーター、投資家、自社のスタッフなど様々。
それらのユーザー全体に対して、メリット訴求出来る情報をまとめることが理想と思います。
もちろんその中でも見込み客の比重を大きく考えるのは当然として。
特に以下の2点は意識すべきものと思います。
- コアコンピタンスになりうる事業の強みを表す領域や技術
- 実績や規模を端的に表す数値データ
数値化できるものは数値を出す。
数値は、その企業を端的に理解するのに大変役立ちます。
- 社員数は10名なのか1,000名なのか
- 創業したてなのか、創業20年なのか
上記は例ですが、それを理解できるだけでもその企業に対する印象は大きく変わります。
もちろん、「人数が多ければ良い」、「歴史が長い方が良い」というわけではありませんが、初期の会社に抱く印象として「信頼感」を獲得するには手っ取り早い方法です。
具体的な内容例
上記に記載のものも含みますが、特長ページの内容になり得るものを参考例としてピックアップしてみます。
基本情報
- 創業年
- 顧客数
- 売上高
- 社員数
- 資格取得者数
- 男女比
- 年齢層
- 取り組み(例えば、環境、SDGs、ダイバーシティ、CSR、サステナビリティ、DX化)
企業の強みやサービス
- サービスの利用シーン
- 強み・コアコンピタンス・USP
- グループ会社構成とそれぞれの事業領域
- 事業の転換点(沿革のサマリー)
- 事業領域と提供する価値